2006年09月04日

【回答】ジョリパッドとタイル張り

相談員のナベです。
相談いただいたおっとっとさんはすでにモノプラルを採用される
ことに決められたようで、何よりです☆

ボクのほうからは質問にあったジョリパッドとタイル張りについて
付け加えさせていただこうと思います。

ご存知『アイカのジョリパッド』といえば、最も有名な外壁仕上げ
材のなかのひとつです。多彩なカラーチャートで建築家に支持を
受けて広まり、今ではその名を知らない建築関係者はいないほ
どですね。コストパフォーマンスも高く、仕上げの表情も様々で、
自分好みの仕上げが可能です。
ですからジョリパッドを選ぶのはまず無難で間違いがない選択
といえるでしょう。

もしジョリパッドを採用していて、予算が厳しくコストを下げたい
場合
、エスケー化研のソフトリシンなどにする手があります。
いわゆるアクリルの弾性リシン吹き付けですが、面積が大きい
ので数百円の単価の違いが結構な減額になります。
色はジョリパッドのカラーチャートのなかにお気に入りがあっても
、どのようにでも調合できますので大丈夫です。
また硬質リシンにするとコストはもっと下がりますが、耐クラック
性を考えるとあまりお薦めできません。

お次はタイル張りですが…やはり耐久性は高いですね。
汚れてきても足場を組んでタイルを洗いすると、少なくとも
タイル面だけは新品同様になります。目地などのメンテナンス
は必要ですが。
タイル張りは初期のコストは高いですが、視点を長期的に
考えれば考えるほど、パフォーマンスは高くなります。

タイルと言っても千差万別ですが、最近多い輸入のモルタル製
のタイルはいかがなものかと思います。
素人目には分からないかもしれないので注意して下さい。
価格が安いのですが、耐久性はやはり焼き物に限ります。

ただタイルは製造時のエネルギー消費が半端ではありません。
脱化石燃料の社会を目指すのであれば、いくら長寿命な材で
もよくよく考えるべきだと個人的には思います。

これからは家の寿命を50年、100年と長期に考えなければ
いけない時代で、外壁の寿命は耐久性に関する最も重要な
項目のひとつです。
製造時に化石燃料を使わず、あまり手をかけなくても
高い耐久性をもつ外壁材が望まれますが、だんだん
その候補が出現してきたことは喜ばしいことです。

さて最後に以前『外壁の板張りについて』のときにも書いたこと
をあらためてまたアドバイスさせてもらいます。

どんな外壁でも共通して言えることですが、雨の多い日本
では、外壁の寿命は軒の出にかなり影響を受ける
という
ことをよく承知しておいて下さい。
降雨量の少ないヨーロッパの家を真似て軒の出を短くすると
格好は良くなるかもしれませんが、外壁のメンテナンスはかなり
短いサイクルで行わなければいけなくなります。

外壁の素材の耐久性を云々する前にまずは軒の出を出すことを
設計時には考慮すべきです。


Posted by showroom_chousatai at 19:19 │Comments(1)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
回答ありがとうございます。
そうですか。ジョリパッドは建築士さんが好きなんですね!
ジョリパッドにしろって言われそうな気がしてきました。
Posted by おっとっと at 2006年09月04日 20:00